【本】「自分」から自由になる沈黙入門
2010年9月6日 読書図書館。
こいつはドえらい読みにくさ。古典的仮名遣い?
でも内容は結構よさげ。
仏道の観点から、あるあるネタを紐解く本。
例えば、メールの返信で「遅れてすいません」のような文を書くとする。
遅れてすいませんと書いた人は、全然そう思っていないのにただなんとなく書いたとする。
で、「いえいえ気にしていないですよ」みたいな返事がきたとする。(この時点で相手もアレだけど)
遅れて悪いとも思っていないのにもいないのに「遅れてすいません」と書いて、相手に気を使わせてしまったー。みたいなモヤモヤがたまる。
この一連の流れを仏道の視点で整理すると、・・・
あれ?なんにも書かれていない。最初の謝罪さえなければいいってくらいしか書かれていない。
ジブンの主張をしすぎるなっていうテーマもあるけど(むしろこちらが本題かも)、なんかそれなりにしか面白くなかったし割愛。
後半には瞑想の方法が出てくる。結構簡単そう。
呼吸を追いかける。
「好き」の欲や「嫌い」の怒りを伴わぬものですから、呼吸は瞑想対象として便利なのであります。
とのことで、平常心を強化することができる。平常心を強化すると、意識自体のコントロールもうまくいくらしい。感情に流されにくくなるのが狙えそう。
やり方。
息を追いかける。
息を吸うときに、空気が通ってゆくのをロック・オンし給ひて、意識によって追跡してください。離れずに、ぴったりと。
という具合。しっかりと、「今鼻を通っている」とか「今お腹をふくらませているぞ」とか感じ取る。それだけに集中する。息を吐く時も、とにかく空気を追いかける。「今気道を通っているぞ」とか、「今鼻毛を揺らして出ていったぞ」とか。
とにかく呼吸に集中する。他のことが頭に浮かんでも、強引に呼吸について考える。慣れてきたら、自分の視点を固定する。
例えば、喉に固定する。「あ、今空気が通って行った」とか考える。そこの一点が空気によって温まったとか、湿り気を帯びたとか、集中しまくって感じ取る。
これで瞑想ができる。
風邪のときは、例えば頭痛の時は、痛いところに意識を集中する。
そしたら、その痛みが少し小さい痛みの集まりだと分かる。今度はその少し小さい痛みのひとつに集中する。そしたら、その痛みがさらに小さい痛みの集まりだと分かる。
こんなふうに痛みを追いかけまくる。すると細かい痛みは全然たいしたことなくて、全体としてもたいしたことのない痛みに感じる。僧である著者はむしろ治るらしい。
平常心を強化すると、感情に流されそうなときに、自分を客観視できる。「あ、今悲しんでいる、悲しんでいるぞ俺は。」とか考える。するとなんか悲しんでいるのが冷める。自慢話したくなったときとか、「今褒めてもらいたくて自慢話したがっている、褒めてもらいたい欲に負けそうだ」みたいな具合。
著者も完全にできないらしい、人間の欲を抑えるのは難しいらしい。
とにかく仮名遣いがややこしくて読みにくいが内容はいい。小難しいふりした軽いノリの本。ややこしいな。
瞑想は寝るときに試したけど、結構悪くない。むしろなかなかよろしい。やるじゃん瞑想。
こいつはドえらい読みにくさ。古典的仮名遣い?
でも内容は結構よさげ。
仏道の観点から、あるあるネタを紐解く本。
例えば、メールの返信で「遅れてすいません」のような文を書くとする。
遅れてすいませんと書いた人は、全然そう思っていないのにただなんとなく書いたとする。
で、「いえいえ気にしていないですよ」みたいな返事がきたとする。(この時点で相手もアレだけど)
遅れて悪いとも思っていないのにもいないのに「遅れてすいません」と書いて、相手に気を使わせてしまったー。みたいなモヤモヤがたまる。
この一連の流れを仏道の視点で整理すると、・・・
あれ?なんにも書かれていない。最初の謝罪さえなければいいってくらいしか書かれていない。
ジブンの主張をしすぎるなっていうテーマもあるけど(むしろこちらが本題かも)、なんかそれなりにしか面白くなかったし割愛。
後半には瞑想の方法が出てくる。結構簡単そう。
呼吸を追いかける。
「好き」の欲や「嫌い」の怒りを伴わぬものですから、呼吸は瞑想対象として便利なのであります。
とのことで、平常心を強化することができる。平常心を強化すると、意識自体のコントロールもうまくいくらしい。感情に流されにくくなるのが狙えそう。
やり方。
息を追いかける。
息を吸うときに、空気が通ってゆくのをロック・オンし給ひて、意識によって追跡してください。離れずに、ぴったりと。
という具合。しっかりと、「今鼻を通っている」とか「今お腹をふくらませているぞ」とか感じ取る。それだけに集中する。息を吐く時も、とにかく空気を追いかける。「今気道を通っているぞ」とか、「今鼻毛を揺らして出ていったぞ」とか。
とにかく呼吸に集中する。他のことが頭に浮かんでも、強引に呼吸について考える。慣れてきたら、自分の視点を固定する。
例えば、喉に固定する。「あ、今空気が通って行った」とか考える。そこの一点が空気によって温まったとか、湿り気を帯びたとか、集中しまくって感じ取る。
これで瞑想ができる。
風邪のときは、例えば頭痛の時は、痛いところに意識を集中する。
そしたら、その痛みが少し小さい痛みの集まりだと分かる。今度はその少し小さい痛みのひとつに集中する。そしたら、その痛みがさらに小さい痛みの集まりだと分かる。
こんなふうに痛みを追いかけまくる。すると細かい痛みは全然たいしたことなくて、全体としてもたいしたことのない痛みに感じる。僧である著者はむしろ治るらしい。
平常心を強化すると、感情に流されそうなときに、自分を客観視できる。「あ、今悲しんでいる、悲しんでいるぞ俺は。」とか考える。するとなんか悲しんでいるのが冷める。自慢話したくなったときとか、「今褒めてもらいたくて自慢話したがっている、褒めてもらいたい欲に負けそうだ」みたいな具合。
著者も完全にできないらしい、人間の欲を抑えるのは難しいらしい。
とにかく仮名遣いがややこしくて読みにくいが内容はいい。小難しいふりした軽いノリの本。ややこしいな。
瞑想は寝るときに試したけど、結構悪くない。むしろなかなかよろしい。やるじゃん瞑想。
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