【本】スマートグリッド入門
2011年2月27日 読書図書館。
賢い送電線網 とかいうスマートグリッドを解説した本。
ただし、執筆時点ではイロイロともやもやしていたようで、現状をまとめてみましたという状態らしい。
著者の本職は金融関係なので投資先=ビジネスチャンスとしての視点が多い。
・そもそも定義がうやむや
いまのところ、スマートグリッドはシステムとしての輪郭や構造を、議論し実践しながらデザインしている過程にある。
本書でスマートグリッドと言うときには、狭義には、1.エネルギー、2.テレコミュニケーション、3.ITの3つの産業が融合した新たなビジネスと捉える。広義には、需要側を見ると、4.住宅・自動車・家電を中心とした省エネの取り組み、供給側では、5.太陽光・風力・スマートエネルギー端末などの、新エネルギーの取り組みも含められる。
ビジネスとして見る所がこの著者のスタンス。なんとなく語感からは構造に思えるのだけど、まあいいや。
・電力の効率化
電線は、電機をやりとりするだけではなく、情報もやりとりするようになる。
なにやらスマートメーターとかいうのを一般家庭に付けて、電機が必要なときに必要な量だけ送られるようにするらしい。
・規格制定が進行中
いわゆるIT革命を例にした状況説明。
IT産業におけるTCP/IPが、今まさに策定されている段階であり(規格化)、WWWといったネットワークへの接続ルールが、これから検討され事実上統一されること(標準化)が始まった段階なのである。
・ スマートグリッドが期待される9つの理由
1.省エネ
エネルギー利用効率が向上するから省エネ。
2.信頼性の向上
日本はそれほど停電時間が長くない国だけど、アメリカは送電と情報のやり取りをスムーズに連携することで停電時間が短くできそう。
3.再生可能エネルギーの導入
個人の太陽光発電の情報をスマートメーターで電力会社とやり取りして、電力の無駄な購入が減る。
4.安全性の向上
既存の送配電網は、今日の情報化社会が想定されていないのである。 だから複雑なネットワークでサイバーテロも安心!らしい。
5.マクロ経済に与える影響の成長戦略
アメリカは老朽化した送配電網による停電で損失が年間1000億ドル(DOEによる)。スマートグリッドで損失が0になるらしい。消費者も電気代がお得。スマートグリッド対応のスマート家電購入で、経済活性化。
6.コストの削減
上に同じに見えた。
7.顧客の選択肢が広がる
スマートメーターの制御方法が色々と選べるらしい。
8.エネルギー安全保障の観点
プラグインハイブリッド車や電気自動車が夜中に充電すればアメリカの原油輸入量は52%下げられる。全ての車が置き換わった前提だけど。
9.地球温暖化への対応
クリーンな発電を受け入れるにはスマートグリッドが必要。
・スマートグリッド関連銘柄
おそらく著者が書きたかったところ。
2009年9月、野村證券金融経済研究所から「スマートグリッド:21世紀型電力網の夜明け」と題する調査レポートが発表された。
・大崎電気工業
・メガチップス
・日本ガイシ
・トーカロ
・三菱電機
・富士電機ホールディングス
・住友電気工業
・他にも著者による関連企業の紹介
スマート住宅
・積水ハウス
・アキュラホーム
スマート家電
・パナソニック
・東芝
・日立
・シャープ
NAS電池
・日本ガイシ
超電導技術
・ 住友電気工業
実証実験をした企業
・シャープ
・関西電力
・エリーパワー
・東京電力
・日立製作所
・伊藤忠商事
・(東工大)
・九州電力
・沖縄電力
・(電中研)
・富士電機ホールディングス
個別に取り上げられている企業
・日立
・三菱重工
・東芝
・(経産省)
まあなんとなく分かったけど、なんとなくレベルだな。徐々にクリーンエネルギーに切り替わるね、やったね、ってことは分かった。関連銘柄はチラチラ見てみよう。
賢い送電線網 とかいうスマートグリッドを解説した本。
ただし、執筆時点ではイロイロともやもやしていたようで、現状をまとめてみましたという状態らしい。
著者の本職は金融関係なので投資先=ビジネスチャンスとしての視点が多い。
・そもそも定義がうやむや
いまのところ、スマートグリッドはシステムとしての輪郭や構造を、議論し実践しながらデザインしている過程にある。
本書でスマートグリッドと言うときには、狭義には、1.エネルギー、2.テレコミュニケーション、3.ITの3つの産業が融合した新たなビジネスと捉える。広義には、需要側を見ると、4.住宅・自動車・家電を中心とした省エネの取り組み、供給側では、5.太陽光・風力・スマートエネルギー端末などの、新エネルギーの取り組みも含められる。
ビジネスとして見る所がこの著者のスタンス。なんとなく語感からは構造に思えるのだけど、まあいいや。
・電力の効率化
電線は、電機をやりとりするだけではなく、情報もやりとりするようになる。
なにやらスマートメーターとかいうのを一般家庭に付けて、電機が必要なときに必要な量だけ送られるようにするらしい。
・規格制定が進行中
いわゆるIT革命を例にした状況説明。
IT産業におけるTCP/IPが、今まさに策定されている段階であり(規格化)、WWWといったネットワークへの接続ルールが、これから検討され事実上統一されること(標準化)が始まった段階なのである。
・ スマートグリッドが期待される9つの理由
1.省エネ
エネルギー利用効率が向上するから省エネ。
2.信頼性の向上
日本はそれほど停電時間が長くない国だけど、アメリカは送電と情報のやり取りをスムーズに連携することで停電時間が短くできそう。
3.再生可能エネルギーの導入
個人の太陽光発電の情報をスマートメーターで電力会社とやり取りして、電力の無駄な購入が減る。
4.安全性の向上
既存の送配電網は、今日の情報化社会が想定されていないのである。 だから複雑なネットワークでサイバーテロも安心!らしい。
5.マクロ経済に与える影響の成長戦略
アメリカは老朽化した送配電網による停電で損失が年間1000億ドル(DOEによる)。スマートグリッドで損失が0になるらしい。消費者も電気代がお得。スマートグリッド対応のスマート家電購入で、経済活性化。
6.コストの削減
上に同じに見えた。
7.顧客の選択肢が広がる
スマートメーターの制御方法が色々と選べるらしい。
8.エネルギー安全保障の観点
プラグインハイブリッド車や電気自動車が夜中に充電すればアメリカの原油輸入量は52%下げられる。全ての車が置き換わった前提だけど。
9.地球温暖化への対応
クリーンな発電を受け入れるにはスマートグリッドが必要。
・スマートグリッド関連銘柄
おそらく著者が書きたかったところ。
2009年9月、野村證券金融経済研究所から「スマートグリッド:21世紀型電力網の夜明け」と題する調査レポートが発表された。
・大崎電気工業
・メガチップス
・日本ガイシ
・トーカロ
・三菱電機
・富士電機ホールディングス
・住友電気工業
・他にも著者による関連企業の紹介
スマート住宅
・積水ハウス
・アキュラホーム
スマート家電
・パナソニック
・東芝
・日立
・シャープ
NAS電池
・日本ガイシ
超電導技術
・ 住友電気工業
実証実験をした企業
・シャープ
・関西電力
・エリーパワー
・東京電力
・日立製作所
・伊藤忠商事
・(東工大)
・九州電力
・沖縄電力
・(電中研)
・富士電機ホールディングス
個別に取り上げられている企業
・日立
・三菱重工
・東芝
・(経産省)
まあなんとなく分かったけど、なんとなくレベルだな。徐々にクリーンエネルギーに切り替わるね、やったね、ってことは分かった。関連銘柄はチラチラ見てみよう。
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