【本】頭のいい人が儲からない理由
2011年6月18日 読書図書館。
俺はこんなことやって成功したぞ、と語る本。
常識にとらわれないのがいいらしい。
契約を取りたい会社の横に宿を借り、ずっと通うとか、
売れると思ったときに売らずに品薄商法するとか、
後は市場撤退するときの小技。これが面白い。
筆王がマッキントッシュ版の撤退を決めたとき、
まず、筆王の撤退で誰がいちばん得をするかを考えた。それはいうまでもなく宛名職人だ。なにしろ、筆王と宛名職人でマッキントッシュの年賀状ソフト市場は寡占状態なのだから、筆王が撤退すればそれまでの筆王ユーザーは自動的に宛名職人に流れる。(中略)
で、宛名職人の儲けを計算して、「撤退するから儲けの半分を3年分だけくれ」という提案をする。
宛名職人はその提案を飲んで、筆王はWindows版の開発に精を出してトータルで儲けをカバーできたらしい。
面白いウィンウィンだ。
あとは、リーダーとメタリーダーの話。両者はちょっと違うよという話。
メタリーダーはいわゆるトップの人間。リーダーを束ねる人。
大手と呼ばれる企業になると、それぞれがまるで関係のない事業部門の集合体だから、(略)
メタリーダーが必要なのは大きな企業。
自分が優れたプレーヤーというより、各事業部門の有能なリーダーに気持ちよく仕事をさせられる能力がメタリーダーには求められるということになってくるのだ。
メタリーダー自身は仕事がバリバリ出来る必要はない。
メタリーダーの資質があるかどうかは、その人が組織図をどうやってつくるかをみれば一目瞭然だ。リーダー性が強い人はまず組織図を描いてから、それぞれのポジションに最適な人を探して当てはめようとする。 一方、彼にはこれができそうだ、彼女にはこんなことをやらせようと、いまいる社員の能力や個性に合わせて組織を編成するほうがやりやすいというなら、その人にはメタリーダーとしての潜在能力が備わっているといえよう。
この考え方が気持ちよく働いてもらうってことなのかな。
とまあいろいろと興味深い本。「成功者特有の上から目線」が相当あるから嫌な人は嫌だろうけど、個人的にはこの人のは許容範囲。ぶっちゃけ内容が面白ければそれでいいさ。
俺はこんなことやって成功したぞ、と語る本。
常識にとらわれないのがいいらしい。
契約を取りたい会社の横に宿を借り、ずっと通うとか、
売れると思ったときに売らずに品薄商法するとか、
後は市場撤退するときの小技。これが面白い。
筆王がマッキントッシュ版の撤退を決めたとき、
まず、筆王の撤退で誰がいちばん得をするかを考えた。それはいうまでもなく宛名職人だ。なにしろ、筆王と宛名職人でマッキントッシュの年賀状ソフト市場は寡占状態なのだから、筆王が撤退すればそれまでの筆王ユーザーは自動的に宛名職人に流れる。(中略)
で、宛名職人の儲けを計算して、「撤退するから儲けの半分を3年分だけくれ」という提案をする。
宛名職人はその提案を飲んで、筆王はWindows版の開発に精を出してトータルで儲けをカバーできたらしい。
面白いウィンウィンだ。
あとは、リーダーとメタリーダーの話。両者はちょっと違うよという話。
メタリーダーはいわゆるトップの人間。リーダーを束ねる人。
大手と呼ばれる企業になると、それぞれがまるで関係のない事業部門の集合体だから、(略)
メタリーダーが必要なのは大きな企業。
自分が優れたプレーヤーというより、各事業部門の有能なリーダーに気持ちよく仕事をさせられる能力がメタリーダーには求められるということになってくるのだ。
メタリーダー自身は仕事がバリバリ出来る必要はない。
メタリーダーの資質があるかどうかは、その人が組織図をどうやってつくるかをみれば一目瞭然だ。リーダー性が強い人はまず組織図を描いてから、それぞれのポジションに最適な人を探して当てはめようとする。 一方、彼にはこれができそうだ、彼女にはこんなことをやらせようと、いまいる社員の能力や個性に合わせて組織を編成するほうがやりやすいというなら、その人にはメタリーダーとしての潜在能力が備わっているといえよう。
この考え方が気持ちよく働いてもらうってことなのかな。
とまあいろいろと興味深い本。「成功者特有の上から目線」が相当あるから嫌な人は嫌だろうけど、個人的にはこの人のは許容範囲。ぶっちゃけ内容が面白ければそれでいいさ。
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