灰谷健次郎。
昔読んだ天の瞳シリーズはほとんど憶えてないけど面白かった記憶がある。

この本は子どもが主人公のお話を集めた短編集。
昭和60年が初版って、四半世紀前か。

どの話も起承転結がしっかりしている感じ。特に転がしっかり。
むしろ起承転で結はスッと消え入る感じ。
著者のスタイルだろうか、もしかしたら当時の流行りか。それとも小説の常識か。

著者の考えがにじみ出ている気がして、且つ自分の印象に残った部分を引用。
担当していた子どもが登校拒否になった家庭教師が主人公の女の子に相談していて主人公の女の子が持論を展開しているときのセリフ
「野生の動物の親子がいるでしょう。うんと小さいときは親からお乳をもらうけど、後は親も子も平等に生きてるでしょう。親も子も同じ生活をしている。親が子の生活を横取りしたりなんかしないから、子どもははやく自立する。人間と野生の動物は違うからまったく同じというわけにはいかないけれど、人間の親子はそこんとこがさっぱり駄目なのね。しあわせになってもらいたいからと親はすぐいうけれど、それは親の価値観を押しつけているだけじゃない。ほんとうは子どもの生活を横取りしているのよ」
やたらと分かりやすい例えでグッと引き込まれた。やるじゃねえかこの子。
全編とおして、子どもの設定が若干重いけど(長期入院中とか片親とかばっかり)、その分深いこと言っても自然な感じ。うん、なんか深いこと考えた気になった。

【本】モモ

2010年6月4日 読書
かの有名な作品。
中学の頃の教科書で参考文献かなんかで挙げられていたような気がする。
確か、ゴリラか何かにボタンを押させて、学習能力がある、図形を使った簡単な会話ができる、みたいな説明文を習ったときくらいの時期。

まず、児童文学ということすら知らなかった。
次に、思ったより相当ファンタジーな感じだった。
最後に、予想通りに面白かった。

副題が
時間どろぼうと ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語

この副題がまあ全てを要約してくれてる。
設定は中世ヨーロッパな雰囲気。で、浮浪児のモモが円形劇場跡に住み着く。モモは人の話を聞き出す不思議なところがあり、最高の聞き手として町の人と仲良くなる。
ある時、どこからか灰色の男達が現れる。灰色の男達は人々に気づかれずに行動し、タイミングを見計らって人々に交渉する。時間を節約しませんか?5年で2倍にしてお返しします。と。
大人は次々に時間を節約して、効率第一の余裕のない仕事をいつも不機嫌な状態で嫌々するようになる。
子供も遊びという時間を節約されて、常に勉強をさせられる。
モモは灰色の男達を一度退け、その後危険視される。灰色の男達の監視をすり抜けられる不思議なカメに連れられて、時間の国、クロノ・トリガーでいえば時の最果て、に行く。
で、人々の時間を管理している人物マイスター・ホラに時間とは何か、灰色の男達とは何か、などを教えてもらい、灰色の男達をやっつける。カメはマイスター・ホラの使い。

訳者のあとがきに書いてあるけど、このお話、ちょっとした風刺が入っている。
ちょっと考えさせられる。ただ、小学5-6年以降っていう対象年齢はどうだろうか。そういうとこまで考えまくるのか?多感な時期だろうから大丈夫か。
ただのファンタジーとして読んでも面白いし。
ちょっとちょっと。
「じゅっか」くらいまで打ち込んだら変換候補に出てきたし。
google日本語入力凄い、のは置いといて、有名な作品かな。
これもまた、同期に借りた推理小説。

これもまた建物がヘンテコなんだよね。何なの?ミステリの定石なの?
殺人が起こるまでの気だるさが凄い。
早く死ね早く死ねってのもどうかと思うけど、こういうのって、やっぱり死んでからが本番。
実際、殺人が起きたページから一気に読めてしまった。当社比2.5倍くらい集中してたw
孤島に渡っていたミステリ研究会が一人づつ死んでしまう。犯人は誰よ?っていう流れ。
犯人はまあ結局、エライこっちゃなんだけど。これはやられたって感じ。大どんでん返し。

「これ面白いよ」と言って貸してくれた同期に感謝。面白いわ。
ワタミの社長、渡邉美樹の書いた本。

特徴的なところや新鮮だったところは、
・(手帳に書いていた)達成した目標は赤鉛筆で塗りつぶす。
緊急じゃないけど、大切なことが最も重要であるという主張。
・イメージ手法の説明。夢はカラーでイメージしよう
・ルーティンワークの肯定。ルーティンワークは「緊急じゃないけど、大切なこと」そのものらしい。

それ以外はまあ定番というか。
・明日、1年後に死ぬとしたらあなたはどう行動する?
・目標設定の際に用いるトップダウンアプローチ。将来の自分をしっかりと認識して、それを達成するために1年後に何が出来ていたらいい?半年後は?1ヶ月後は?
・夢カードを持ち歩く。手帳や目につくところに夢を書き込んでおく。

さて、これを読んだ自分がどんな行動をとるか。
カレンダーにぺたぺたとシール貼りながらピアノ練習の見える化でもしていこうか。
全然手帳使ってないしw
まあいいや。
なんか似たような本を最近読んだような。
「頭がいい人、悪い人の話し方」ってやつだ。
この本も似た構成で、基本的に見開きで口癖ひとつと、その解説が書いてある。

全体的にネガティブな内容。全部マイナスな口癖しか書いてないし。
こーいう口癖の人はこうだから、気をつけようね。っていうノリで進んでいく。
一番共感した口癖をひとつ。

  むなしい  ―――何もしたくない人が何もしないのだから当然だ
っていうテーマと小見出しで、この言葉が口癖な人についての説明はこんな感じ。
はっきりいえば怠け者である。 (中略)できれば何もしないで、ただボーッとしていたい。自分に何かの期待をかけることもなく、世の中で何かの活動をしたいという意欲もなく、(中略)ただそれではカッコがつかないから、「むなしい」などと、ある種、高尚な言葉を口走る……そんな気分本位の人だ。

いやー、こんなのに共感するって、ちょっとどうなんだろう。
まあ、5月病発症中なんだろう。無気力モード。気力充電期間。
タイトル通り。
熱心に検索したら得られるような事ばかりな気がする。

だがしかし、こうやって本を買ってしまうことにより、他のサイトに流れない。
MTGwikiを開くと、ついつい関連カードをたどってしまって時間を食いつぶしてしまう。
そんなことが起こりえないのが本の利点。

さて、ETFとやらも大体分かったし、証券会社の口座開設も申込んだし、順調に死亡フラグが立っていってる。
取り敢えず分散投資ってのをすれば損が小さいのだそうで。
ちょっと前までは金すごくね?上がり調子じゃね?とか思ってた。
東国原氏が会見したときぐらいからガタガタに落ちてる。こういうのがあるから分散しないとね。いやー危なかった。もう少し早く口座開設してたら大損してたし。
同期から借りた推理小説。

主人公の助教授と学生が変わった建物に出かけて、そこで殺人事件が発生するシリーズ。
第3弾。今回は建物関係のトリックはもう前半で見破ったけど、それを殺人事件に繋げられなかった。
相当いい線いってたつもりだったんだけど、犯人を特定出来ないってのはまだまだ詰めが甘いということ。

今回もやっぱり全体を操れる存在がいたわけだけど、それの正体が誰なのかってところをうまいこと煙に巻かれた。
これが文庫本第2弾の解説に載っていた「謎を残す」テクニックか。

推理小説ってのはちょっとした所が伏線になっていてなかなか難しいもんだ。
すぐに分かったら楽しさ半減だし、文中の探偵役が滑稽なものになるから仕方ないか。
これまた古い新書。
よく売れたものは簡単に見つかっていい。ブックオフ105円コーナー的に考えて。

内容は、年功序列に対する疑問点の指摘。
というか、もはや年功序列はダメでしょという論調。

2006年の本だから、流石に今読んだら今更感が強い。
でも、ちゃんとこの本の予想通りに団塊世代の大量退職が発生しててんやわんやは起きた。
安易に予想できたことなんだろうけど。

さて、ざっくりと年功序列システムを見つめ直すことができた。なるほど確かにうまくできている。
キャリアは上から与えられるもの。定期昇給がある。業績をあげたら将来のポストで報われる。入ってから数年は雑用。忍耐、我慢。
で、こんなの俺のやりたいことじゃない、と最近の若いもんは抜けていく。その原因には就職活動の変化も絡んでいる。
不況の影響で、採用方法が変わった。ざっくりと何人採用という方法から、この部署で何人、あの部署で何人、という方法になった。若者も「やりたいこと・できること」を求められるようになった。バブル世代の若者は求められていなかった。
こんなの俺のやりたいことじゃない、っていうのは、「やりたいこと」を突き詰めすぎた学生が悪いのか、それとも年功序列システムの出世のゆったり感が悪いのか。


あーもう、訳わかんねー。
若者が一本道のレールがひかれている年功序列に沿って進んでも、将来のポストが約束されている時代じゃない。気づいたら40代で給料頭打ちですよ、負け組は早く気づくように気を付けなさいよ。40歳で気づいても手遅れですよ。ってな感じか。

結局、こういうナマモノな話題を扱った本はそのときに読むのが吉だわ。
同期から借りた推理小説。

いやあ、なんでこんなにヒントがばらまかれているのに分からないのだろう。
一つ前のよりは相当わかり易いとは思うのだけど。

まあ巻末の説明によると、そういう隠し方というか、読者を誤解させるように誘導するのがうまいほどいい推理小説らしいとか。
よし、今回は「場の流れを制御できる人が怪しい」ということを学んだ。
また推理小説読むときに使えるだろう。

大げさな数字を掲げた本。
インターネットで探せば見つかるような気がするTips集。
主婦の知恵みたいなのが多いので、どうも役に立たない。
バナナの皮が革靴のツヤ出しにいい、とか。
タマゴは尖った方を下にして保存、とか。
冷蔵庫には保冷カーテンをつけよう、とか。

何故こんなのを買ったんだろう。
寮暮らしの今、役に立つ項目が殆どないw
繰上返済に関する項目を将来思い出すきっかけにでもなればいいなあ。
思い出したら、この本を探すよりもまずググるだろうけど。
結構前に読んだ本。

帯で買った。
100万部突破。
東大・京大で一番読まれた本

とかそんなん書かれていたら手にとってみたくなる。

結構古い本なんだけど、考え方の話だからどうということはない。
印象に残ったのは、グライダー人間の話。
学校ではグライダー人間が育つ。先生の補助があってその指示通りに飛ぶ人。
自分で考えることの得意な飛行機人間は育たないよ。みたいな話。
だから、自由に論文を書け、と言われると最近の若いもんは右往左往するだけなんだよ。という話。
それお前の愚痴だろwと。(著者は大学勤務)いや、読んでておもしろい表現だったからいいけど。

あとは、アイデアを寝かせる話。
とにかくメモを沢山とる。で、あとから見直す。
なんかネタになるアイデアはあとから見直したときに少し見え方が違うらしい。
この本では「醸造」という表現で語っている。
無意識のウチに考えてるんだろうな、と在り来りな感想を抱いた。

まとまらないけど、こんなもんか。
タイトル通りに雑学集。

「へえー」の点数が高かったものを。
「あっ、これはどこかで見たことがある」という気がするのはなぜ?
これは、脳がちょっとした混乱を起こしたんだとさ。デジャヴってそんなもんか。
木は特別な装置なしで、どうやって根から水を吸い上げることができる?
水の分子は、数珠つなぎになっている。水の分子が一つ蒸発すると、他の分子もつられて蒸発する。木の毛細管は何もしなくてもいいのだそうだ。
この説明にはポカーンとさせられた。第一、こんな疑問すら出てこなかったからなあw
仲間が釣り上げられているのに、なんで魚は橋のたもとでウロウロしているのだろう?
脳味噌が足りない。なんか危険なのは分かっても、適切な判断ができないらしい。

電子レンジでモノが温まるのは何故?、犬が猫よりも忠実なのは何故?みたいなしょうもない疑問を減らせばなお良かった。
偶然知っていただけだけどw
同期から借りた推理小説。

なんかこれは説明口調が凄い。
序盤だけかと思ったら、全編に渡って語る語る。
解説にも書いてあるけど、殺人事件と百人一首の謎は完全に別パート。
殺人事件要らなくね?著者は結局、百人一首の新解釈を述べたかったんだよね?

ちょっとイマイチだったかも。
予備知識がゼロなのがきつかった。
にしき堂のCMのヤツしか歌を知らないからなあ。
百人一首をちょっとでも知っている人ならきっとたまんない本なんだろうな。
同期から借りた推理小説。
ちなみに推理小説は初めて。(電撃文庫のMissingは、違うよなあw)

なんか大学の助教授と、二回生の教え子が事件に巻き込まれてしまう。
で、なんかもう複雑な謎があるんだけど、解いちゃって終わる。

うーん、なんだろう。伏線をもの凄い勢いで回収して、スパッと終わる。
あの解決時のスピード感がたまらないんだろうな。
なるほど確かに推理小説が好きになる人の気持ちがわかる。

著者が理系の人で、理系ネタが多目なのだそう。
だって、すべてがFだもんなあ。
仮にも、工学部を出た自分としては、気付かなかったのが恥ずかしかった。
「あああああ、もう、そーかそーか、Fじゃん!」みたいな。

面白かったので、厚かましくも同期が読み終わった他の推理小説のレンタルをねだることにした。推理小説、いいね。
またまた、自分の好物な心理学本。(ビジネス本も好き)
基本的にケチだから、「金を使うからには、何か得るものが欲しい」という考え。
心理学の本みたいに、見えないものが見えるような本を好むのは、自信のない人の特徴。っていつか何かで読んだ気がする。
どうせ自信ないし、ちょっと負けた気もするけど、やっぱり興味には勝てないから買ってみた。

内容は、タイトル通りにしぐさに着目したちょっとしたトリビア集みたいな感じ。
印象に残ったのは、下半身に着目しろ!みたいな話。
本音が表われやすいのは肩から下の動きで、中でも信頼性が高いのが、脚の動き。
脚は体の中では目から最も遠い部位で、座るとテーブルの下などに隠れて見えないため見逃されがちですが、それだけに無防備に本心を表わしているといえます。

へえーーて感じ。
人は、関心のある人の方に自然とつま先が向いたりするのだそうだ。

他にもあったけど、まあ忘れた。
お約束のメラビアンとか、会議の時の席とかもあったな。
内容は、主人公の「私」が偶然であった凄いおじさんから成功哲学を学ぶ、といった感じ。
何か別のビジネス関連の外国人作家の本でも、こんな形式があった。その本は登山とかしてた気がする。デジャブだ。

非常に面白い本だった。ビジネス本もストーリーがあると面白い。
ミソになるのは、ホーソーン効果。
実験をするだけで、成果があがる効果。一気に変化を加えると、人は頑張る。
その効果を仕事に利用するといいよ、ってな話。

この本の提示する究極の目標は、
明日は今日と違う自分になる
ということらしい。これは大変難しいことだ。

後で読みなおそう。最近は本を読みまくっていて頭がごちゃごちゃだ。
若干古いけど、新書。
著者は文章指導のプロ。20年以上の経験から話し方が文章にも現れることに気がついたらしい。
この本は頭の悪い人の「愚かな」話し方の実例集。
周囲から愚かな人だと思われてしまう話し方と、そういう人への対処法、自覚する方法、の3つがひとかたまりでそれが40種類ズラリと書いてある。

自覚した話し方は、

根拠を言わずに決めつける
知ったかぶりをする
人の話を聞かない
おべっかばかりで自分の意見を言わない
ありふれたことしか言わない
差別意識を口に出す
バカでよいと居直る

7つ!多いよ。こいつは非常に愚かな人だ。

対処法は、

何故なのかを考える
痛い目に遭う
新聞投書欄で理解力をつける
自分の意見に自信を付ける、匿名掲示板での議論を利用するなど
考える癖をつける、知的で考えさせる本を読む
差別を愚かだと知る
少しでも知識を増やす、TVニュースなど

一気に全部なおすのはしんどいな。
徐々に取り組もうじゃないか。
グリム童話は、初版にはエログロ描写が沢山あったらしい。
で、「こんなものを子供に読み聞かせる母親がいるだろうか、いやいない。」みたいな批判を受けてグリム兄弟は特にエロ描写を減らしていったそうだ。
グロ描写はその時代的にはアリだったらしく、あまり減らさなかったそうだ。

この本には、初版のエログロ描写を著者なりに解釈した形の童話がいくつか収録されている。
白雪姫とか、なんかエロい。
王と王妃の間に生まれた白雪姫は、王に愛でられて男女の関係になる。王はロリコン。
次第に王を手玉にとる白雪姫。年をとって醜くなりつつある王妃がそれに嫉妬する。
で、怪物のいる森に送ったり、首を絞めたりして殺そうとするが、詰めが甘く、最終的に変装して毒リンゴを手渡しに行く。
白雪姫はそれで仮眠状態に陥るが、死体愛好家(!)の王子によってお城にお持ち帰りされる。
最後はちょっとした拍子で喉に詰まっていた毒リンゴがとれて、白雪姫の意識回復。
王妃は魔女として、火で熱した鉄の靴を履かされて拷問されたとさ。

他の話も全体的にグロいし、エロかった。
グリム童話は時代背景的に、継母(ままはは)の絡む話が多いのだそうだ。シンデレラとか。
なかなか面白かった。
なぜかハプスブルグ家の本が読みたくなった。中世つながり?
沢山の勉強本を読んで使えるエッセンスを抜き出してみたらしい。
さて、早速だけど使えない本として、
「大げさな数字」や「命令形」は中身のない本の目印
だそうだ。
だがしかし、いかんせんこの本の帯には、
勉強本を500冊を読んでわかった究極の勉強法!
とか書いてある訳です。
自己紹介なのか?中身のない本なのか?また自分は帯に釣られたのか?

まあそれでもせっかく釣られたんだし、と読んでみるとなかなかどうして面白い。
この本は書評が面白い。結局著者のいいたいことに沿った本は高評価で、そうでない本は低評価なのではないかという疑問はある。
それを踏まえても、自分の買った本がバッサリと切り捨てられるのは気持ちのいいものだ。
例えば、読書法について。
読書は1冊のノートにまとめなさい、という本がある。買ってた。持ってた。今は電子化した本だ。
この本によると、
自分で本の要約をノートにするのは、手間ばかりかかって、まったく頭に残りません。その手間があったら、直接もとの本を再読すべきです。
とバッサリ。また、
ページ埋めのためか、文房具などが写真入りで巻末にいくつか掲載されているというひどさ。読むべきではない。
と、ここまで書いてくれると気持ちイイ。実際にそれは思ったし。
とまあこんな感じで痛快な本だ。
結局普遍的な勉強法が結論になっているけど、まあそんなもんだよね。
試験対策は問題集から、とか、目次は大切なまとめでトップダウン的なアプローチの助けになる、とか。
いいことだ、イロイロなことに既視感を覚えるということはそろそろ他のジャンルにも手を伸ばす時期ということなんだ。
帯に釣られた。
1年に500冊読めてしかも忘れない、とか買いたくなるし。ずるいし。

要は目標設定とのこと。
何が知りたいのか、何を得られるのか。そういうのを決めてから読む。
で、既に知っている知識(既有知識)は読み飛ばせるから早く読めるよねという理屈。
あとは、思考の整理学かなんかで出てきた気がする推測は凄いぞーの話とか、
ゆうきゆうの勉強法の本で出てきた勉強を生理的欲求に結び付けろーの話とか、
アウトプット学習法に出てきたアウトプットは大切だぞーの話とか、
自分にとって既有知識な部分が結構あったという本w

なんなんだろうね、カタカナ使いすぎでちょっと気に食わない。
プリペアードマインドをセットする
プライミングをかける
スキミング・リーディング
ターゲット・リーディング
トレーシング・リーディング


なんかなあ。心の準備をする、とかパラパラ読みをする、とか拾い読みをする、とか通読する、だと格好がつかないのよね。それにしてもなんだかなあ。

結局自分はこういったものを買って、ふーん。で終わってるからダメなんだよね。
この本に書いてあったように形式知を貯めこむのも結構なんだけど、経験知を増やさないとイカンよな。

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